旧日本帝国海軍のファゴット(日本管楽器製)

 インターネットオークションで古い日本製のファゴットが出品されていましたが浜松の楽器博物館で実物を見た事がある日本管楽器製のファゴットだ という事に気づきました。旧日本帝国海軍が発注して数本製作された楽器と思われます。

北九州の老舗楽器店が閉店する際に2階の倉庫奥から発見されたとのことです。落札して手元に送られたきた楽器の状態は非常に良くほとんど使っていな いような印象でした。


楽器を出品された楽器店(佐伯屋さん)




オリジナルのケースに入ってきました。


楽器の状態は奇麗です。


あまり使っていない印象です。


旧日本帝国海軍のマークである桜と錨が刻印されます。
製造番号は2604です。


ボーカルの穴をレバー式で開閉する構造です。


附属していたリードです。

浜松の楽器博物館のファゴットの画像をいただきました。

展示の様子です。

キー配置等は同じようですがハンドレスト台が付いてます。

製造番号は2603です。ウィスパーキーも付いてます。

ダブルジョイント部の製造番号です。桜に錨のマークも確認できます。

ベルジョイント部分の刻印の拡大です。


 諏訪交響楽団の楽器庫にも日本管楽器製のファゴットが所蔵されているということを聞いたので画像を送ってもらいました。

ケースも同じです。

ベルジョイント部の刻印が若干違うのと製造番号がありません。

ブーツジョイントに桜に錨のマークは確認出来ますがやはり製造番号はありません。


 日本の楽器製作史上貴重な楽器と思われますので武蔵野音楽大学の楽器博物館に寄贈しました。その件は九州地方の朝日新聞の取材が入り記事になり ました。


 

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